冷静と情熱....20年前の記憶
なぜだろ....なぜか昔の記憶が蘇る
ある人と話したきっかけで思い出した鮮明に...
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20年前の自分。
自分なりに考えて鎌倉に行った。
夜に江ノ島に着き、
どうしてもこの景色が見たいんですと
タクシーの方にお願いした。
朝日を撮るのはここの場所がいいよと
僕もカメラをしていたことがあってね!
と嬉しそうに話して案内してくれた。
けど、あなたが撮りたいところはここだねと
心配りが完璧でタクシーを止めてくれた。
「ありがとございます」
タクシーを降りた時の
有難い気持ちと風景が今でも蘇る。
かなりの坂があり
朝日が昇るまでに撮りたいと
登っていった。
なんだろここは?
とても不思議な感覚で
まだ朝日が昇らない内に
場所を探そうと歩いた。
少しワクワクしながら数時間
カメラシャッターを押しながら
自分的な心の情熱な時間。
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その後少し歩いて江ノ島水族館を訪ねた。
そのころはもう夕日の時間で
とても奇麗な夕日だった。
車椅子の女性が夕日を眺めている風景が
とても素敵だった。
夏が終わり秋が訪れた少し肌寒い風が
砂浜の人が少なくとてもいい写真が撮れた。
水族館の中でもクラゲが幻想的で
とても美しく...
吸い込まれていくような水と
透明感あるクラゲが泳いでいた。
静寂で冷静な時間感動した
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最終的にはクラゲの写真を
手紙のベースにして
簡単なメッセージを添えて送った。
やっとの思いで出した手紙。
少し疲れながらも間に合うといいなと思いながら...
いつか読んでくれるといいなと思いながら...
数日が過ぎ、数か月が経ったことだろうか...
ありがとうとメールが来た。
あの人らしい...
忙しいのに連絡をくれた。
さらっとした文面で...
喜びにあふれて心が躍った。
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そして20年が経った。
なんだかなつかしさが蘇る。
そして何も変わらないあの人に
ネットでの写真に出会った。
また世界を旅していた。
またカメラを撮りつづけていた。
そして素敵な建築の
デザインをしていた。
またいつか会いたい
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あの人の言葉がすとんと
心に刺さる
自然と共に在る建築
私は世界を旅して、そこに生きる人々の
新しい建築
人は自然と共に生きること
“自然の魅力をより感じられ、
人の感性を揺さぶるような空間づくり”
それは
草花や木々の変化が
教えてくれる季節の移ろい
風を感じることで
知る空気の匂いや天候の変化
雨が奏でるリズムや
流れる雫が描く模様
時と共に変化する光と
陰が作り出す表情など…
それらを感じられる空間です。
その中でこそ、
そこに居ることの
そのような建築は、
私たちの心を豊かにしてくれると
私は
この20年何を
していたんだろうとふと思う。
また会える人物に
なっているんだろうか。。。
もし、どこかで会っても
あの人はたぶん変わらす
気さくにいろんなことを
私の好きな言葉
隠しているわけではないけど
素晴らしい人は言葉には
決して出さない
そんな記憶が蘇る中
自分自身を少し見直そうと
ふと思った。
自分の世界を
沢山楽しまないとと....
少しずつ私の世界感を
また作り出そうと
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