花 香り舞う

私の大好きなおばあちゃんもう亡くなって
何年経つのだろう

とてもとても
温和で優しく笑ってくれる
おばあちゃんがとてもとても
好きだった私。

御葬式の前に部屋を
片付けていたらこんな文が
出てきました。


「天と地」



天があり、その下で地がある
天から雨が降り

天から草が生える


地はその草を背負い
天はその地を覆う


天と地の間に日が昇り日が沈む
日の間に人間が生まれそして死んでいく


そのあとから一人の子供が草を引き
土地を掘り種をまいた
その種から


大きな大きな
花が咲いた




一人の男が
日が昇り日が沈む間に草を刈り
牛に食わせた 木を切り日を焚き
そして死んでいった




そのあとから


一人の子供が草を引き
土地を掘り種をまいた
その種から


大きな大きな
花が咲いた






日が昇り日が沈み


天と地の間にその花は開いた
花が開いてその花から香りが昇った


花の香りは昇って昇って天に届いた




日が昇り
日が沈んだ

花はやがて枯れていったが
天に昇った香りは今も
天と地の間にある


悲しみと後悔の心を
少し穏やかにしてくれる文でした。


人は天に昇ると
優しく見守ってくれると思えた文です。


最後にありがとうと本当に思えたのは
その3年後のこと。

思い出すと心がほわっと
優しくなるおばあちゃんが忘れられず
思い出すと涙が出てきた。

また会いたいとばかり思っていて
やはり寂しい心は拭えなくて



ある朝
窓を開けると
優しい優しい薄いパープルの花が
庭一面に咲いていた風景
を今でも思い出します。

会いにきてくれたんだ!!と

とてもとてもしあわせな気持ちに
なってやっぱり見守ってくれてる
のだと思えた。

優しい優しいパープルの
白がかった花が沢山咲いてました。

どこからか種が舞ってきたのか?

とてもとても綺麗な景色。



おばあちゃんの戒名の中には
「華」

という文字があり

私は花にまつわる仕事をしようと
思ったのもこの頃からなのかもしれないな



あれからね。


12年






沢山の沢山の幸せの種を
たくさんの私の出来る範囲で
人に蒔いたよ♡

子育てと同じように花育をしたり
子供がプレゼント出来るような
小さな小さなブーケ作ったり

悲しみの時は話を聞き
苦しみの時話を聞き
嬉しい時や感謝の気持ちを聞きながら

たくさんたくさん
花を作りました♡


私がみた景色のように

しあわせがふりそそぐ事を
イメージしながら
願いながら


そんな自分との葛藤が12年の
月日が経ちました。
沢山の事を学ばせてもらった日々
まだまだやりたい続けたいとの
葛藤の中。


私はある意味の終止符を
今日で打とうと決めました。

たくさんお世話になった方への
花のお届けや
最後に私を応援してくれた
あの人のお墓にも花を届けました。



12年走りきった感じがします。


みんなのありがとうの言葉
結婚式が無事に素敵に終わりました
というお手紙、
沢山沢山ありがとうございます。
そして、あなたの才能は素晴らしいから
やめないでとおっしゃってくださる方
本当に感謝です。


また次のステージで
私らしくがんばろうと思います。

ありがとう


そして花に関わる事で花の香りも
研究した結果やはり

私の癒してれる香り
パリにあるCatherine Mullerさんの
キャンドルのこの香りが


やはり私の大好きなフランスに
連れていってくれるような気が
する香りですね!


フランスにいるしあわせな気分にしたくれる
おばあちゃんといるかのような
優しい気分に一瞬でしてくれる香り。

また買いにパリに買いに行こう


ただただそれだけを決めて
来年からも少しづつ
違うもの人から学び
人から分かち合える出会いを
楽しみにしようと思います。


アトリエ ホワイトクリスマス ルミ

2018.12.29




またね。

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